本書では、極力バカを分類しないとしています。理由としては
本書がバカの分類を避けているのには、以下のような理由が考えられます。
- バカの定義や範囲自体が曖昧で、明確な分類は困難。
- 特定の分類に当てはめると、その人の本質を見失う危険性がある。
- 一人の人間には多面的な側面があり、状況によってさまざまに変化する。
- 特定の分類で人を判断することは、偏見や差別を生む可能性がある。
- 分類すること自体が、バカの特徴の一つではないか。
- むしろバカの背景を理解し、個別の対応を考えることが建設的。
- バカもまた、成長と変化の可能性を秘めた人間である。
- 分類ではなく包括的な視点で向き合うことが大切。
このように、本書はバカの分類ではなく個別の理解を重視していると考えられ、それは偏見を避ける上で賢明なアプローチだと言えるでしょう。
としています。この手の本で勘違いされるのは、「自分とは違うバカと言う集団の意識をより強くする」というものです。本の外観やプロモーションもそれを煽るようなミスリードをしています。しかし、少し読めばそんな本ではないことが分かります。
そう、本書は「バカと言う動物図鑑」じゃないわけです。
ただ、それでも大まかにバカの特性をまとめているところもあります。今回はそれを説明します。ページ5ではバカな人が行う事として
- 戯言
- 偏見
- 迷信
- 不寛容
- 先入観
- 教条主義
- 虚無主義
としています。戯言とはいわゆる屁理屈の事です。いわゆる揚げ足取りです。偏見は自分と相手を同じ領域で見ないというものです。迷信はいわゆるオカルトとか噂話です。先入観は見てもないアニメを見たかのように言ってしまう事、教条主義は「先生が言っていたから」というもの、虚無主義は学校なんて、会社なんて意味が無いという事です。
どうでしょうか?これらの分類に当てはまる問題は見たことが無いでしょうか? 本書を読む前に是非考えてみて下さい。
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