モンドリアンの絵に対してモビール彫刻の作家である「アレクサンダー・カルダー」( wikipedia )は絵画が動いたらどんな感じになるのだろうか?と言う閃きを口に出した時に 「私の絵画は既に高速で動いている」 と一蹴したと言われています(図録 純粋な絵画を求めて P13)。 これは興味あるエピソードですが、色々な見方が出来ると考えます。私が思いついたのは、意外にモンドリアン氏は考えが狭いというところです。持論はともかく、とりあえずモンドリアンの絵で動く絵画を実験してみても良いと考えます。 次に思いついたのが、アーティストは寄り道は出来ないという点です。芸術の手法は多くあり、モビールなどの動く彫刻や抽象画など幅広いです。その中でモンドリアン氏は自身の抽象画という部分にフォーカスをした結果の意見だったかもしれません。 まあ、この話で不仲になったかどうかは図録には書かれていませんが、強い創造性の間には、強い反発する力が現れるのではと感じました。 悲しい点ですが、個性を発揮する場合は交流関係は狭くなるのではと考えます。 あと、芸術家でなくても仕事などプライベートなことを話さない人は多いです。例えば、良く遊ぶ友人なのに仕事の詳細を知らないという感じです。これも、プライベートでは意見の衝突を避けたい結果なのかなと感じています。 Amazonで人モンドリアンについての本を探します